いびきをかく人は要注意

眠るとノドの周りの筋肉がゆるみ、ノドが狭くなります。ノドが狭くなるとイビキが出ます。イビキをかいていると一見熟睡しているように見ますが、甚だしいとノドがふさがって息が止まる閉塞性無呼吸になることがあります。『夜間眠っている間、息が止まる病気』それが睡眠時無呼吸症候群です。息が止まる(無呼吸)わけですから、体に大きな負担がかかります。長年無呼吸が続くことで、高血圧を合併したり、脳卒中・心筋梗塞、突然死など、命に関わる病気を起こすこともあります。

イビキをかく人は睡眠時無呼吸症候群に要注意。

睡眠時無呼吸障害の治療には大きく分けて3つの方法があります。

  • 1)鼻マスクを介し閉鎖した気道に持続陽圧を付加する機械(CPAP)を用いた治療法
  • 2)睡眠中に口腔内装具(スリープスプリント)を使用する方法
  • 3)手術により狭い気道を広げる方法

1)および3)は医科での治療となりますが、2)の口腔内装具(スリープスプリント)は歯科医院で製作されます。今年の4月から保険の適用になりました。

口腔内装具(スリープスプリント)による治療は、睡眠時に気道が狭まり無呼吸状態を生じるのを防ぐ目的で使用され、比較的軽症な睡眠時呼吸障害に適した方法と考えられています。しかし、最適な口腔内装具の製作にはある程度の時間が必要であり、また、たとえ最適な口腔内装具を用いても人によっては睡眠時呼吸障害の発生を完全に防ぐことができないこともあります。

口腔内装具(スリープスプリント)の製作に当たっては医師による依頼書が必要です。
睡眠時無呼吸症候群を心配される人は専門医の十分な検査と適切な診断を受けた上で、かかりつけ歯科医への受診をお願いいたします。

平成16年6月1日掲載