8020達成者からのメッセージ集 平成20年

8020(ハチマルニイマル)運動とは、「80歳になっても20本、自分の歯を保ちましょう」という厚生労働省と日本歯科医師会で行っているキャンペーンです。
8020を達成することで一生自分の歯で楽しい食生活と健康な日常生活が望めます。

「年齢は記載年度4月1日現在」

健康な歯に恵まれて

福本貞之 80歳(28本)

この度八〇二〇運動に参加出来、表彰されることになり大変嬉しく思っております。

北海道の一寒村に過した少年時代、小規模ながら乳牛を飼育していた農家育ちで、牛乳を朝夕よく飲み健康に過した事、また母親が魚の固い骨は焼いて、鰯は丸ごと食べた事などがこの年まで健康な歯並びを保てた要因であったのだろうと思っております。

五十歳を迎える頃人間ドックで諸検査を受けた際、歯科の検診で「これは珍しい三十本の歯、一本の欠損、虫歯の無い健全な歯は」と、是非歯型を取らせてほしいと云われ石膏で型を、又レントゲン写真を撮られました。その時、歯の手入れは、と問われるも、どう考えても朝だけの歯磨きの習慣しか無く、その様に答えるだけでした。その後検診を受ける度に同じように珍しいと云われて、資料として歯型の提供を求められた事が二度程ありました。

五十代、六十代と歯科診療を受ける事なく過し七十代の中頃、老人クラブの行事で衛生講話が開かれ歯牙の日常手入れと虫歯予防のお話しを聞いた折、最近歯が浮いた感じで梅干を食べれないのですが、と質問したところ即座に「歯周病菌に犯され始めている」との答を聞き驚きました。その頃八〇二〇運動の事を承知していて一つの目標と思っておりましたので、此の時のお話しで食後の手入れが尤も大切と云われ早速実行し歯周病の心配も無くなりました。ぐらついていた親知らず歯が抜けてその翌年左側もなんの痛みも無く抜け落ち、二十八本となってしまい出来るものなら三十本健全での願い叶わず残念です。

永久歯に代る時、抜けた歯を鼠の歯と代れと縁の下に投げ込んだ少年時代から、今日まで働き通しの歯、今もリンゴ丸ごと食べられ固いものも苦にせず食する喜びを宝としております。これからも大事にして参ります。