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心豊かな生活をめざして
今、私たちが住んで、生活しているここ静岡県は、地勢的には太平洋に面して日本の中心にあり、四季を通じて日の光や適度の雨量に育まれた豊かな四膳に囲まれています。霊峰富士の山はもとより、大小の河川、長い海岸線、伊豆半島と駿河湾、浜名湖などは、私たちの生活に寄り添って様々な資源を提供してくれています。こうした恵まれた自然環境を生かして健康で生き生きとした人生を過ごすために、皆で協力して自分の身体と同じように地域の健康度も上げていきたいものです。
高齢社会に突入した現在の社会を表すマイナスイメージの言葉は“崩壊”でしょうか。医療、教育、地域(家庭)、食の崩壊など。
でも一方では3月11日に発生した東北大震災の際に被災した方々が示した凛とした姿勢、支援のための活動を通して確認された“絆”、“連帯”があります。
私たち県歯科医師会もお口の健康をとおして全身の健康につなげる8020運動に取り組んできて23年目、8020推進員の方々や関係職種の方々との共同作業から、近未来が現在よりも良くなっていくという手ごたえを感じています。
人びとの暮らしの諸問題を解決するために県と地方自治体はさまざまな施策を行っています。県歯科医師会は社会における口腔領域の専門職種として乳児期から高齢期にいたる各ライフステージの歯科問題に取り組んでいます。歯の健康づくりについての静岡県の特色は、“8020推進住民歯科会議”が積極的に意見を述べて歯科保健計画に反映する仕組みを備えていることです。こうした取り組みは、“しずおか県民の歯や口の健康づくり条例(平成21年12月)”を契機に裾野市(平成22年12月)、清水町・長泉町(平成23年3月)で歯科条例が成立して歯科保健計画にもとづいた事業が始まっています。
また今年8月に“歯科口腔保健の推進に関する法律”が衆議院で可決されました。これによって県内各地でお口をとおした健康づくりが活性化することが期待されます。
一方、むし歯や歯周病、顎関節症、口腔粘膜病変などでダメージを受けた口腔機能を回復するために、県下19郡市歯科医師会に所属する1,710名の歯科医師会会員が、さまざまな生涯研修プログラムを受講して安心・安全な歯科医療提供に努めています。
8020の里(健康長寿社会)づくりに向けて、皆さんと力を合わせていきたいと願っています。どうぞよろしくお願いいたします。
会長 飯嶋 理
